安心の医療機器
薬機認証を取得したホルタ解析装置用プログラム「マイホルター」を利用して心電図を解析します。
自動解析
AIを用いたアルゴリズムで心電データを自動解析し、医師や検査技師の負担を軽減します。解析結果を医師が自ら編集することも可能です。
特定のメーカーに依存しない
国際標準規格であるMFERに対応したホルター心電計であれば、特定のメーカーに依存することなく解析が可能です。
解析ソフトの購入やインストール不要
解析ソフトウェアの購入やアップデートの必要はありません。インストール不要のため、ご契約後すぐにご利用いただけます。
専門医・技師との連携
循環器専門医や経験豊富な臨床検査技師への解析依頼も可能です。
リモートワーク
インターネットに接続したPCからアクセスできます。医師は必要な場所でいつでも心電図の解析と診断を行うことができます。
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upload
ホルタ心電計で記録したデータを解析サーバーにアップロードします。
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analysis
アップロードされたデータを自動解析して不整脈の検出を行います。
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editing
自動解析結果を編集する機能を提供します。
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report
解析結果レポートをオンラインで提供します。
仕様及び動作環境
ホルタ解析装置用プログラム
製品名
マイホルターⅡ
一般的名称
ホルタ解析装置用プログラム
規制区分
管理医療機器
医療機器認証番号
303AGBZX00015000 (2021年 3月 取得)
動作環境
インターネット環境に接続できるウエブブラウザ
(Windows版 Google Chrome推奨)
特徴
AIを用いた解析アルゴリズムを実装
AIを用いた解析アルゴリズムを実装し、高精度なピーク検出と、AF区間やノイズ区間を識別した自動解析で、その後の解析編集作業も効率化が期待できます。
MFERデータ対応でオープンな環境
日本発の国際標準規約「MFER: Medical waveform Format Encoding Rules」データに対応し、多くの心電計メーカーに対してこのプログラムを適用できるオープンな環境を提供します。
解析項目
心電図解析レポートでは、不整脈の特徴を解析項目ごとに整理し、オンラインで結果を提供します
解析機能・項目
解析機能・項目 QRS、PVC、PAC、R on T、A Fib、圧縮心電図、テンプレート分類、 ヒストグラム(RR間隔、NN間隔、NV間隔、RR間隔比、NN間隔比、NV間隔比)
レポート
解析結果概要、A Fib・不整脈発生一覧、不整脈ヒストグラム、RR間隔ヒストグラム、HRトレンド、波形種類(テンプレート)一覧、圧縮心電図、拡大登録波形、ST(レベル・スロープ)トレンド、STサマリー
Medical waveform Format Encoding Rules(医用波形記述規約)
MFER
概要
ISO 22077-1:2015 Health informatics — Medical waveform format — Part 1: Encoding rules
MFERは全ての医用波形を記述できる日本発の国際標準規約です。医用波形の記録に特化し、かつ単純に記述できるため、日々の臨床現場や、研究・教育等の広範な目的で利用可能です。
MFERの目的
心電図、脳波、血圧波形などの医用波形データ(以下 医用波形という)は、生理検査、カルテなどの臨床現場で広く利用されています。それら医用波形は調査、研究、教育など様々な目的で使用されています。これら医用波形は、目的により様々な形態で使用され、種々の医用波形を組み合わせて使用されています。
たとえば、最も臨床で利用されている医用波形である心電図は、患者の安静時、たとえば10秒間の心臓の状態を把握するため、安静時12誘導心電図として記録し、専門医が判読して治療に役立てています。その結果は患者の手術の是非について判断するような場合もあります。
しかし、時には10秒の検査では不十分で、数分間 連続で記録し不整脈や短期間ではあるが心臓の状態を把握したり、さらに、ホルター心電図のように24時間以上測定することでより長期間心臓の状態を確認する検査もあります。
それ以外にも心臓に運動や薬物の負荷をかけて検査する負荷心電図もあります。12誘導心電図では把握できない場合には、体表面に多くの電極を付けて測定する体表面心電図マッピング、あるいは心臓の活動を3次元的に把握するためのベクトル心電図、心臓そのものの内部から測定するHIS束心電図や心内心電図、より心臓に近い位置で測定する食道内心電図、ICUや手術室では連続かつリアルタイムな心臓活動のモニターも行われています。
また、血圧波形や呼吸波形、脳波などの測定・モニター時にも心電図は使用されています。心電図は、多様な目的、形態、条件で利用されていて、そのうえ、心電図波形処理、表示、記録も目的によっていろいろな利用が行われています。
このように医用波形の標準規格に求められるのは、単に一つの医用波形を一つの形態で扱う規格では不十分です。MFERはこのような様々な要件に対応できるような規格として開発されました。